フォレストガンプ~より良き人生を歩む為に

タイトル :

フォレストガンプ

公開年度:

1995年

監督:

ロバート・ゼメキス

解説/あらすじ:

白い鳥の羽が1枚、ゆらゆらと風に揺られて宙を舞っている。
まるで私たちの人生はこの羽のように、ゆらゆらと漂い、風に流されているようだと、言っているいるように。
1人の男性がバスを待っていた。隣に座った看護師らしき女性に、声を掛ける。
そして、フォレストガンプと名乗った彼の口から、数々のエピソードが語られ始めた。
※ガンプとはアラバマ州の方言のような意味で、「うすのろ」「間抜け」「愚か者」を指しているとのこと。

レビュー:

放っておけば、マクドナルドで「ビックマックとトムハンクスで」と。
オーダーしてしまうんじゃないかってぐらいに。
無類のトムハンクス好きである私だが、若き日の彼の作品で最も印象深く、
心に残った作品であり、かれこれ10回以上は観ている。
それぐらい共感というか、人生における偽りなき、筋の通った1本の道を示してくれるような作品である。

とてもユーモアに富んでおり、トムハンクスの演技も素晴らしい。
人生はチョコレートの箱のようなもの、開けてみるまで中身は分からないと繰り返し表現されている。

背骨が曲がっていたせいで、足に器具を付け、いじめられた幼少時代。
友達のジェニーは叫ぶ。「走って、走るのよ。フォレスト!」
奇跡的に足の器具がとれ、とにかく毎日走る。
水を得た魚のように、どこへ行くにも全力疾走。
そして、フットボールのスカウトにより大学へ入学する。
走りに走った大学時代では、フットボールのスター選手になる。
ホワイトハウスに招待された時に、ペプシコーラを飲み過ぎてトイレを我慢している姿は最高だ。

軍隊にスカウトされ、ベトナムに送られる。
同志のババは頭の中はエビで一杯だ。砲撃を浴び、命を落とす。
ダン中尉は両足を負傷し、切断した。
フォレストも尻に銃弾を浴びた。懸命に仲間を救い出している姿はどこかカッコいい。
療養生活中にアイスを食べ、ピンポンにハマる。
めきめきと腕を上げて、米国代表選手となり、中国相手に戦っている。
その後、帰国する。
卓球での活躍が光り、スポーンサーが2万5000千ドルもの小切手を置いて行ったらしい。
そのお金でババとの約束を果たす為に、漁船を1隻買うことにする。
約束は航海士として、漁船に乗り、エビを共に獲る事だった・・・・・
来る日も、来る日もエビ獲り漁に専念するが、全く獲れない。

ある日、ダン中尉が車椅子で姿を現した。
1級航海士でも、宇宙飛行士にでもなってやるとの言葉を胸に。
ニューヨークで再会した時に、お金を貯めて、船を買い、ババとの約束を果たす事を伝えており、
漁船を買った知らせを手紙に書いていた。
ダン中尉も手伝ってくれて、エビ獲り漁を再開するが、全く獲れない日が依然として続く。

こうなったら神頼み。
日曜日に教会に通い、神に祈る。
そんな時に、大きな嵐がやってきた。ダン中尉は叫び、荒れまくる。
周りの船が全滅する中、最愛の人の名を付けたフォレストの船(ジェニー号)だけが残っていた。
そして、その嵐の夜から、大漁にエビが獲れ始める。
大漁が大漁を呼び、レストランなどからの引き合いで業績はうなぎ上り。
漁船は13隻に増え、2人で始めた事業はいつしか超有名な企業に成長していた。
フォレストは母親の死を経て、事業から手を引き、大好きな芝刈り機に乗って、毎日を過ごすようになる。
ダン中尉の計らいで、とあるフルーツ会社の株を買って、生涯困らないだけの資産を手に入れていた。
有り余るお金を教会や病院に寄付する。

ジェニーの事が気がかりであった。
ジェニーはアル中の父親の元から保護されて、幼少時代を過ごす。
フォレストの家の近所に越して来て、夜部屋に忍び込んで来て、よく一緒に眠った。
彼女の夢はシンガーソングライターのような、有名になって歌を届ける事だった。
女子大生時代に大学のセーターを着たまま、グラビア雑誌に載った事がきっかけで大学を追い出される。
ヒッピーと化した彼女は、ヒッチハイクで旅をしながら彷徨っていた。
フォレストはベトナム遠征前、そして遠征後になぜか演説の舞台へ上がった事で彼女と再会した時に、
彼女への想いを伝えているが、相手にされなかった。
ジェニーは付き合った男性の影響で覚せい剤や麻薬に手を染める。
恋人に暴力を振るわれて、自殺も考えた。

そんな彼女がしばらくして、フォレストの元に現れる。
もう何年も熟睡出来ていなかったのか。
爆睡している彼女を見て、フォレストは考える。
また幼少期に戻ったかのように、2人は同じ時間を共にを過ごした。
フォレストは「馬鹿だけど、愛とは何かを知っているつもりだよ。」と、
ジェニーへの変わらない愛情を伝え、プロポーズを試みる。
その夜、2人は結ばれる。しかし、ジェニーは朝早くに家を出て、姿を消してしまった。

喪失感によるものなのか、フォレストは突然、家を飛び出して走り始める。
どうせ此処まで来たのだから、陸が続く所まで行ってみようと。
折り返し地点では、反対側へも行ってみようと。何かのついでといった感じで、毎日毎日走り続けた。
ただ走りたいからという理由で。
メディアが騒ぎ始めた頃には共に走って何かを得ようとする信者たちが、続々と彼の元へ集結する。
身に着けていた服はボロボロになり、布と化していたのだが、
何故かジェニーにプレゼントされたナイキのスニーカーが履き潰されなかったことは
とても不思議に感じた。
彼は2年と数か月間、ずっと走り続けた。
そして、今彼はバスを待っている。そのスニーカーを履いて。
ジェニーから手紙があり、チョコレートを持って訪ねる途中なのである。
横で話を聞いていたご婦人が「その名の通りなら直ぐそこよ」と、教えてくれた。

ジェニーに再会、そして・・・
彼女はフォレストとの子供を授かり、産んでいた。
フォレストは自分と同じ境遇ではないかと、心配する。
彼女が連絡してきたのには理由があった。
ウイルスに侵され長くはなかったのだ。その前に息子を父親に託したのである。
フォレストはジェニーとの結婚を承諾する。

結婚式の当日、ダン中尉が姿を見せる。
フィアンセを連れ、スペースシャトルにも使われた超合金で作られた新しい足で。
ニューヨークで酒に溺れて腐っていた時とは、まるで別人のような顔つき。
フォレストに本当に感謝しているのが分かる。

エビ獲り漁船でダン中尉がフォレストに声を掛けてくれた事に対して、お礼を述べているシーンがある。
「きっと、ダン中尉は神様と仲直りしたんだ」とフォレストの心の声が入る。
人間腐ってもやり直せるのだ。
両足を失い、生きる意味を見出せなくなった。酒に溺れ、政府のおこぼれに預かっていた。
そんな自分に対しても、昔と変わりなく接してくれる戦友は、いつしか親友になっていた。
フォレストに出会い、彼は救われたのだと思う。

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人生の意味とは何なのかについて、個人的に思っている事がある。
はじめに、人は生まれ変わり、輪廻転生という概念を自分は強く信じている。
人は必ず確実に死ぬ、その確率は100%で、まず避けられない。
では何故、人は生まれてくるのか?について、疑問に思う。
私個人の見解としては、前回の人生を振り返った際に、
「やり残した事が有るから、またやりたい事があるから」だと考えている。
そうした強い想いがあって、奇跡的な確率で生に至るのだと。
しかも、魂は生まれた時から知っている、自分がやり残した事は何なのか、やりたい事は何なのか。ただ忘れているだけ・・・
この世に生を受け、経験することで、様々な感情が芽生え、そして魂に刻まれる。
何よりも経験が大事であるとはそういう事なのだと思う。
また、心の声とでも呼ぶべき存在を内神様と勝手に呼び、
サポートを目に見えない先輩方(守護霊的存在)が行っているのだと感じている。
人生の節目において、タイミングを図ったかのように、イベントが起こったり、
心に誓った事について、きちんとした行動がとれるのかを試すかのように、
彼らは常にチェックしているのだと考えている。
こんな事を書くと何か危ない人だと思われかねないので、この辺でペンを置くが
あまり難しく考えずに、自分なりに日々起こった事象について、
よく検証してみる事を強くお薦めする。

 

[youtube=https://youtu.be/bLvqoHBptjg]