幸せのちから~ウィルスミス親子で共演

公開年度:

2006年

監督:

ガブリエレ・ムッチーノ

解説/あらすじ:

ウィル・スミスが実の息子(ジェイデン・スミス)と共演した作品である。
実話に基づき製作されている。
主人公のクリス・ガートナー(ウィル・スミス)は医療機器販売して、
生計を立てようと試みるも上手くいかなかった。
家賃も払えず、夫婦仲は最悪。
息子のクリストファーを抱えて、クリスはどん底へと落ちてゆく・・・

レビュー:

何度も観てしまう。
皆さんにもお気に入りの作品がきっとあるだろう。
個人的にとても好きな作品。

原題は「The Pursuit of Happyness」で映画の中でクリスも指摘しているが、
ハピネスの綴りは「y」でなく本当は「i」が正しい。
しかし、映画の落書きにあるスペルミスのものを使用している。

幾つか好きなシーンがあるが、
息子クリストファーを連れ、女房のリンダが家を出ていくと電話口で告げた時のシーン。
金も無いのにクリスが小銭を広げた時、一枚の硬貨に描かれたトーマス・ジェファーソンに目が留まる。
この時、クリスは独立宣言の言葉の中で「生命・自由・幸福の追求」の権利を唱えているが、
何故、「幸福」だけに追求を書き加えたのか?
それは幸福が追求しても決して得られないものである事を
ジェファーソンは知っていたのだろうと考えた。
絶望の淵の中において、実に思慮深いと思った。

ウィルスミスの演技も最高だ。
家賃が払えず、夜のうちに出ていくように家主に言われ、
塗装は自分でやるので、もう少し待ってくれと交渉する。
翌日、ペンキを塗っていると警察が訪ねて来て、駐車違反の罰金が払えずに、
そのまま拘留されてしまう。クリストファーを妻に頼み、眠れない夜を過ごす、
翌日、仲介人養成プログラムの採用面接があったが、スーツに着替える暇はなく、
ダッシュで会場に急ぐ、ペンキを塗っていた姿のままだ。
エレベーター内でせめてジャンバーのジップをあげようとするが、
中々上がらないで、もういいやってなっている仕草が非常に良い◎。

そんな恰好で現れた面接において、クリスはこんな事を言っている。
「私はこんな人間です。」
「質問され、答えを知らない時、そう言います。」
「でも、その答えの見つけ方を私は知ってもいます。」と。

前向きだが、抽象的な回答である。
しかしここに来るまでに、クリスは本社に赴き、
人事担当者のトゥイッスルに直接会い、
タクシーに便乗までして、ルービックキューブに夢中で自分のアピールに耳を貸さないトゥイッスルに対して、
僅かな時間でルービックキューブを完成させている。
つまり、クリスの言葉には確固たる実績が含まれている為、印象深く残るのだろう。

息子に対しても1対1だ。
ある日の土曜日にクリストファーとバスケをしている。
クリストファー「プロになるよ。」
クリス「パパは子供の頃、あんまり上手じゃなかったからお前も同じくらいの腕前になるだろう。あんまりバスケに夢中になるなよ。」
それを聞いて、ふてくされるクリストファー。
クリスは考えた後、
「誰にも無理だなんて言わせるなよ。パパにもだ。いいな。」
「夢があったらそれを守るんだ。」
「出来ない者は人の足を引っ張る。何か欲しけりゃ取りに行け。」
自分の意見は伝える。しかし息子の意志も尊重するような、愛に溢れたやり取りだ。

面接に見事パスして、ディーンウィターの仲介人見習いが始まった。
初日、10分のランチタイム中にどういうわけか車にはねられ、左足の靴を無くす。
同僚「お、靴がないぞ?」
クリス「あっ、本当だ、ありがとう!」
このやり取りは爆笑。左足をびっこ引きながらの演技も最高である。

ご本人も登場。
この作品のラストシーンで、クリストファーと二人、手を繋いで歩いている時に、
すれ違う男性がいるが、実はクリス・ガードナーご本人(作品の主人公になった人物)である。
彼は自らが経営する証券会社を極めて評価の高い企業へと成長させている。

[youtube=https://youtu.be/SYg7RRYKWGw]

 

幸せのちから [Blu-ray]
Posted with Amakuri at 2017.6.15
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