家族と共に異国で戦う ~アフリカン・ドクター~

タイトル:

アフリカン・ドクター

公開年度:

2016年

監督:

ジュリアン・ランバルディ

解説/あらすじ:

この作品は実話を基に製作されたものである。
主人公のセヨロはザイール出身の黒人の医師で、物語は彼の決断からはじまる。
彼はフランスの国籍取得のため、子供たちのためとフランス北部の田舎町に一家で定住する決意をする。
セヨロと妻、子供2人の家族は差別や偏見に遭いながらも、この地で暮らしてゆくのだが・・・

レビュー:

物語の冒頭で、セヨロの一言はまさにパイオニア根性丸出し。
人生を切り開く一言である。
(町で)「最初の黒人になります!」

実際は、町の人々の反応は珍しいものを見るように、差別と偏見が入り混じったものだった。
診療所の患者はゼロ、誰も来ない。そんな日がつづく。

知らないものには近づかない。
誰だってそうだろう。
この距離感を埋めていくのに、セヨロは町の人に積極的に尽くし、出来ることから親睦を深めようとした。
だが、娘(シヴィ)は皆が驚き、興奮するようなパフォーマンス(サッカーのプレイ)を見せた。
どちらがどうとは言わないが、喜びなどの感情を共有する方が、より早く仲良くなれる良い例を示していると思った。

町の子供たちの劇に、大人は感動。
セヨロ一家の町に引っ越してからの出来事を子供たちは劇にした。
・妻に小突かれるセヨロ
・患者の出産に立ち会うセヨロ
・逮捕されるセヨロ
・病状の特定に夜遅くまで勤勉なセヨロ
子供の目には、差別や偏見なしに本当にありのままの姿が映っていることが良く分かるシーンである。
見たままを、純粋に、鏡のように映しているようだ。